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今週の映画「ぼけますから、よろしくお願いします」

伊那市の赤石商店さんで「ぼけますから、よろしくお願いします」が
上映されていると聞いて、観てきました。
土蔵を改築した、とても珍しい作りの上映場所でした。
ここで観るだけでも、それ自体の経験が色濃く印象に残ってしまうような素晴らしい(instagramにていくつかショットがあります)造りです。

作品に戻りましょう。私はかねてから、家族にアルツハイマー病の診断があるので、その病状の進行が最近とても気になるのと、これからどうなるのかを知りたくて観たいと思っていた作品でした。
(但し不思議なんですが診断からもう10年近く経っていても、ほとんど症状は進んでません。最近、はて、ほんとに病名ついてるのか?と疑問に思って、その当時主治医と話をした父に「本当に疾病名がカルテに書かれた(←ここ大事)のか?それを実際に見たのか?」と聞いても「いやぁ、よく覚えてない〜」という次第…もしかしたら「それと同様の症状」のような説明だった可能性も捨て切れませんので、あまり参考にしないように。でも画像見て、壊死している、とか黒い空洞が、って当時父が話してくれたのは覚えてるから…間違い無いと思うんだけど。)

わかってる、って言っても
やっぱり辛い話でした。

何が辛いって、ぼけていく過程を本人が自覚しているということを周りがいやってほど知るということが辛い。
本人は結果、忘れてしまうんだけど、周りはその日々が嫌ってほど記憶に残る。ぼけたくない、って涙を流しながら恐怖を感じている本人を覚えている。それが辛い。

つくづく。
命を目の前にして
できることはほんとに少ない、と思いました。

ただ、ひれ伏して、祈るのみだ、とも思いました。

そして。
愛してる時には愛してる、って言わなきゃいけないってのも
なるだけ今までもそういう信条で生きてはきましたが、
さらに、さらに、固く心に決めました。

長野県でも各地で上映されています。覚悟する、目で見て知っておく、という事は大事です。いつ大切な家族が、友人が、愛する人が、そして自分がそうなるかわかりませんし、それは生の一部でもあるので、逃れようもないわけです。全部ひっくるめて。