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「保護」を選ばなかった私

初めて燕が巣を家に作りました。
およそ1ヶ月。

巣にいる数匹、今にも巣立つだろうという雰囲気になった週末のある日、
1匹が地面に落ちていました。
全部は巣立たない(いろいろなトラブルで)と話に聞いていましたが
目の当たりにするのは、それも初めて。

両親鳥が入れ替わり立ち替わり、
餌を「餌」に(あげようと近づいて、でもあげない)して
どうにか自発的に飛ばそうとしています。
でもダメ。飛べない…
鳴いて餌を欲しがっていますが、とうとうその昼から翌日まで
うまく日陰や、夜中は家の窓の前へ(だからその部屋は明かりをつけっぱなしにしておいた)…
おそらく蛇を避けてでしょう(うちの周辺には青大将だけでなくヤマカガシもいる)。
本能でゴソゴソ動いて、安全そうなところに移動はできているみたいです。

落ちた雛は、外見大人の色ですが、
羽ばたこうとする羽の内側はピンク。羽が生えそろっていない様子です。
明らかに巣に残っているマイペースな2匹(このペアは仲良しで、いつもスリスリ同じタイミングで同じことを一緒にしていて、結局飛ぼうとしない甘えっ子)に落とされてたに違いありません。

我が家が即、出した答えは
「触れてはいけない」

野生の生物、人間の手が触れたところで
すべての流れが変わってしまいます。

「保護」はおこがましい。
人間の知恵で生かしても
その生物の知恵で生きれなければ、
遅かれ早かれ待っているのは「死」です。
人間にできることなんて、そんなにたいそうな事ではないと私は思っています。
本能に毛がちょびっと生えただけ。
だからちょっと威張って「生物」を「保護」して結局立ち回らなくなる。
(近いところではクジラ、ニホンジカに関してそう考えている)
ぐるぐるうまく回っていた命の連鎖が、
回らなくなっちゃうんです。

落とすのも「知恵」のうち。
「生きよう」という力のうち。

「かわいそう」という感情は
感傷でしかないのではないのか、といつも自問自答して生き物に接している。
でも現実を目にしてしまうと、その感情を抑えるのに必死。

でも「かわいそう」で助けるっていうのは、侵しちゃいけない一線を越えることではないか。
冷静に考えれば考えるほど、
保護、助けるとかは…何かが違う気がする…。

でも夜中、窓の前で、糞よけのダンボールの端っこを止まり木にして
眠る雛鳥を見ていたら、
涙が止まらなくなりました。

生きて。
生きて。
飛んで。

命って、辛いね。
命って、本当にそこにあるだけで奇跡なんだね。

やっぱり命をどうこうしようなんていうおこがましいことは
決して(でもどうしようもなく触れてしまうのもそれも命)
しないでおこう。

翌朝、

奇跡のように仲間のツバメが何十匹も雛鳥の周りを
ぐるぐる飛んで、飛んで、
囲んで座って、座って…

まるで夢の中のような光景。
あっけに取られて、カメラすら向けられなかった。

鳥は仲間を助けない、と聞いたことがありますが
とんでもない。
あんなに仲間が雛の飛立ちを見守っているなんて
だからいつもいるとんびや鷹の猛禽類(牧草地だからか結構でかいのがいるんです)がここ数日姿がない…

もう、本当に、何も言えない。
もう、すごい。
生き物って、すごい。
学ばなくっちゃ。
そう、生き物から、学び取ろう。
愚かな人間になってしまわないうちに。
人間は人間の頭でもって、私たちにしかない知恵で、謙虚に生きていかなきゃならないんだ。
その知恵をうまく生かせるように、さらに賢くならなければならないのに。
謙虚、そこだ。きっと。

そのあと、どうも無事に飛べたみたい。
今日、巣の近くの止まり木に(って台所の窓なんですけど。近いです)
胸毛がまだ幼い成鳥がいたので、
きっとあの子です。
そう、信じるしかありません。

\ \おしらせ //

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上のシルエットが親ツバメ、自転車の後輪のぼやっとした白いのが雛鳥。親がこうやって促すけど…飛べない。落っこちて1日目。

上のシルエットが親ツバメ、自電車の後輪のぼやっとした白いのが雛鳥。親がこうやって促すけど…飛べない。落っこちて1日目。

一晩、窓の前で。見に行くとたまに眠りを解いてこっちを見る。

一晩、窓の前で。見に行くとたまに眠りを解いてこっちを見る。